映画・ドラマ

小説を映画化したときに、原作文庫本の表紙を映画のスチール写真に差し替えるのは、本当にやめてほしい

前々から思っていたことなのだが、これ本当に止めてほしい。 映画の出来・不出来に関係なくどうしても安っぽく見えてしまうし、映画未見の場合は原作を読む前からイメージがついてしまう。 表紙が映画写真の例 と強く思ったのは先日図書館でこれを借りたから…

『テルマ&ルイーズ』登場人物と余韻のあれこれ

eiga.com 登場人物について ルイーズ(スーザン・サランドン) タイトルこそ「テルマ&ルイーズ」だが、主役はやはりルイーズだろう。人生の酸いも甘いも噛み分けた、少しくたびれてはいるが活力もあり、きっと子どもや弱者には思いやりがありそうな中年女性…

『ロッキー』シリーズほぼ完走の覚書

先月、Amazonプライムで無料期間だったのをきっかけに「ロッキー」シリーズをコンプリートしてみよう!と思い立ち実行。 残念ながら「クリード 過去の逆襲」は無料配信対象外だったので、8作品のみ視聴。 公開年 日本語タイトル 監督 1976年 ロッキー ジョン…

「えっ、そうなの?」勘違いしていたこと3選

「えっ、そうだったの!?」と思うことはたくさんあるのだが、カルチャーに限って3つ。 ※一部、ネタバレ含みます。 戦場のメリークリスマス そもそも未見だが、あの音楽とビートたけしのあのセリフがあまりにも有名なので、勝手にこんな感じで思い込んでい…

なぜ映画の続編は長くなるのか?

先日、Amazonプライムで『ジョン・ウィック: コンセクエンス』を視聴したのだが、見る前から「169分は長いな……」と少々気が重かった。内容自体はドニー・イェンの格好良さや見せ場がたっぷりで、十分に見応えはあったものの、やはり長尺ゆえに中だるみした印…

映画『大統領の陰謀』の感想

新聞社映画の金字塔 以前「新聞社を舞台にした仕事映画というジャンルが大好き」と書いたことがある。 その元祖であり金字塔とも言える『大統領の陰謀』をようやく視聴。わかりやすいように、新聞社が舞台になっている映画の代表的なものを年代順にまとめて…

私の医療知識の9割は「ER緊急救命室」から来ている

私の医療知識の9割は、ドラマ「ER緊急救命室」から得たと言っても過言ではない。まるで進研ゼミのように、「あっ、これERで見たやつだ!」と思い出すことがしばしばある。あのドラマが放送されていたのは、もう30年以上も前のことなのに。 ふと思い出したこ…

少女マンガならではの文法があるのかもしれない

先日夫と『シビル・ウォー』を鑑賞。 いやぁ赤サングラス(ジェシー・プレモンス)はやばかったね、などと感想を語り合っていたのだが、「なんで内戦になったのかがよくわからなかった」と夫が言い「???それって重要?」と思ったのでちょっと考えてみる。 …

『火星の人』はこれからのお守りにしたい本

2024年最後に読んだ本。先に映画『オデッセイ』を見ていたので、かなりの部分が脳内で補完できた。先に小説だったら早々に諦めたかも、(SFが苦手なので) 絶望的な極限の状況下で、本人とNASAをはじめとする地球の人たちが懸命になって策を考える、という設…

Hopelessly In Love:悲劇のカップル お互いを燃やし尽くしてしまうふたり

Amazonプライムでドキュメンタリーを探していて発見。TLCのレフト・アイ、亡くなってもう22年にもなるか~と思い鑑賞。 最強ガールズグループTLCのリサ・レフト・アイ・ロペスとNFLのスター選手アンドレ・リソンの熱愛の軌跡をたどる。異なる世界で活躍する2人…

【映画メモ】『地獄の黙示録』にまつわる本・映画・音楽

あらすじ ベトナム戦争が激化するなか、アメリカ陸軍のウィラード大尉は特殊任務を命じられる。それはカンボジア奥地のジャングルで、軍規を無視して自らの王国を築いているカーツ大佐を暗殺する指令だった。ウィラードは部下と共に哨戒艇で川をさかのぼるが…

「痛いの痛いの遠くのお山へ飛んでけ」が与えてくれるもの

スピリチュアルな意味での言霊にはあまり興味ないが、親から子にかけることばにはそういうものがこもっていると思っていて、特に「いたいのいたいのとんでけ」はそうだと思う。 大人が子どもに対してやってあげられることの大きな役割のひとつは「大したこと…

【読書メモ】ゴッドファーザー 上・下/ マリオ・プーヅォ

ゴッドファ-ザ- (上) (ハヤカワ文庫 NV フ 4-7) 作者:マリオ プーヅォ 早川書房 Amazon ゴッドファ-ザ- (下) (ハヤカワ文庫 NV フ 4-8) 作者:マリオ プーヅォ 早川書房 Amazon 全米で最も強大なマフィアの組織を築き上げた伝説の男、ヴィトー・コルレオーネ…

【映画メモ】名作がわからない(『道』と『第三の男』)

連休中にAmazonプライムで名作と呼ばれる映画を鑑賞した。 しかしどちらも「わからない」となったのでメモしておく。 1)『道』 eiga.com 名作の宿命として、見る前から大まかなストーリーは分かって見始めた。が、どうにもこうにももやもやしている。 ジェ…

これであなたもアカデミー賞で受賞スピーチができる

忘れてはいけないこと アカデミーへの感謝 どんなに予想外の受賞だったとしても、これを忘れることはありえない。これには魔法のフレーズがある。「I'd like to thank the Academy.」というやつだ。これを冒頭に言っておけば間違いない。あとは英語力不足で…

田辺聖子の小説の配役を妄想する

田辺聖子の小説が好きだ。 映像化された作品では「ジョゼと虎と魚たち」 (角川文庫)が有名だろう。(私自身は、他に収められた作品の方が好みなのだが) ただ、「ジョゼ・・・」以外の映像作品は聞いたことがない。私はずーっと前から「この小説を映像化する…

仕事映画が大好き

「個々の特性を活かしてチームワークで困難に立ち向かう」映画が見たい 「お仕事映画」とかで検索すると、絶対に『プラダを着た悪魔』と『マイ・インターン』が挙げられているのは何か暗黙のルールでもあるのだろうか。 私が見たいのはそういう『恋も仕事も…

アカデミー歌曲賞で見る・聞く映画音楽

お題「映画音楽が好き」 映画音楽には歌も入るよね?忘れられない主題歌、挿入歌を振り返る 映画音楽といえばハンス・ジマー、ジョン・ウィリアムズ、エンニオ・モリコーネ、ニーノ・ロータ・・・などいくらでも名作曲家が浮かぶが、視点を変えて「アカデミ…

ブラック・ムービーと黒人俳優の魅力について考えてみる

「わざわざ『黒人俳優』と言う必要はあるのか?単に『俳優』でいいじゃないか」 というような意見をどこかで聞いた覚えがあるが、今回はカテゴリとして語りたいのであえてこの表記でいくことにする。 90年代にラップ、ヒップホップ、R&Bという音楽ジャンルに…