『本好き』にしか伝わらない表現では書店離れは止められない(と思ったこと)

Xを見ていてとあるイベント告知を見かけた。

先日投稿した古本まつりもそうだが、本に関するイベントは好きなので、「ふーん、ブックマーケットってなんだろ?」と思い、下記のリンクをクリックしたのだった。

www.anonima-studio.com

 

これを読んで、具体的にどんなイベントだかさっぱりわからなかったのだが。

「その日・その時・そこでしかない本との出会い」と言われても、具体的に本を売ってるフェアなのか出版社とのトークイベントなのか古書市なのか、一体なんなのか全然わからんのよね。

煽りでもなんでもなくて「浅草でやってるBOOK MARKETの出張版」って書けばわかるだろう、っていうのが謎。こういう書き方が書店離れを招いているんではないか?とちょっと思う。

開催場所は違うけど、告知ならこう書くべきだろう。

prtimes.

・出版社が直に自社の本を手売りに来るよ

・出版社以外にも来るよ

このポイントが書いているだけで「面白そう。行ってみようかな」と思った。

「読書」という趣味が一般的なものだという価値観はもう過去のものなのではないだろうか。どちらかというと「切手集め」とか、他にぴったりした例えが出てこないが、一部の熱狂的なマニアに支えられているジャンルなのではないか?

『普段書店に来ない客層を呼び込む』というのはもう無理でしょう。だって年間一冊も本読まない人だって大勢いるだろうし、この先「読者」が増えていくとは思えない。だとしたら一部のマニア、つまり「部屋の中は読んでいない積読でいっぱいです」とか「本に対してお金の糸目はつけません」みたいな人を相手にしていくしかないのではないか。

とここからは飛躍するが、書店や図書館など、書籍に関わる業界の人たちの給与が上がるといいなぁと思うのだ。私は以前書店界隈で働いたことがあるが、ちょっと一人暮らしするには無理な給与だった。しかし書店で働くひとは大抵本当に読書家なのだ。なので、その人達が気兼ねなく好きな本を買えるようになるといいなぁと。

今でもみすず書房の本なんか清水の舞台から助走つけて飛び降りないと買えない。っていうか買ったことがない。図書館ももちろん愛用しているが、手元に好きな本があるのってやっぱりいいものなのだ。