いーむの日記

本とか映画とか音楽とかいろいろ

本と私の今までとこれから

昨年「本」にまつわるポッドキャストに2つ出会ったことをきっかけに、自分と本の関わりについて年表形式でまとめてみようと思いついた。

※本にまつわるポッドキャスト↓感想はnoteにまとめる予定

本そば ポッドキャスト休憩室

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翻訳文学試食会

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・感想

https://note.com/em_em000/

幼少期~小学校

70年代後半に秋田県で生まれる。本に関わる記憶で最初にあるのがイトーヨーカドー秋田店の「子ども図書館」

同館は、童話屋(東京都杉並区)が全国のイトーヨーカドー10店舗で受託運営する子ども向け図書館で、秋田店の蔵書は約8,000冊。30年ほど前に開館し、子どものころからの利用者が現在は母親として通う利用者も多い。(秋田経済新聞より)

開館が1976年くらいで惜しくも2008年には閉館。ここで絵本を広げて読んでいた記憶が本と自分のつながりの最初の記憶。

 

小学校入学ちょっと前に仙台に引っ越す。

ここでの出会いは仙台市七郷小学校の図書室と七郷市民センター図書室

小学校内の図書室は緑のカーペットが敷き詰められ高くそびえる書棚に見たこともないくらいの本がびっしりで静かで、引っ込み思案の自分には学校内で一番落ち着く場所だった。今でも間取りを覚えているくらい。

昔は図書利用カードみたいなのがあって、そこに借りた本の書名を書いて、本に付帯しているカードと一緒に挟んで利用するんじゃなかったかなぁ。カードを使い切るとどんどん新しいのを貼って分厚くなっていくのが嬉しかった。

小学校の図書室でアストリッド・リンドグレーンに出会い、市民センター図書室で「タンタン」に出会った。 

中学・高校

中学生になり岩手県に引っ越す。大きな書店はなく、中学時代はどうしてたんだろう・・・。中学校自体も新設校だったので図書室の記憶もほとんどない。

高校入学してお世話になったのが盛岡市・中ノ橋通にある東山堂書店肴町本店

肴町本店 | 店舗情報 | 株式会社 東山堂 岩手県 書籍販売・音楽教室・楽器販売

通っていた高校の最寄りの書店で、学校帰りは必ずここに寄っていた。軒先に死ぬほど自転車が停まっていて、一度停めたら出せないんじゃないか?というくらいだったのが懐かしい。

市内の高校の教科書販売もやってたんじゃないかな。ここで母親と教科書を買って帰った記憶がある。そういえば数学の教科書ガイドなんかもここで買ったっけなぁ・・・

この頃野球にはまり、甲子園関連の雑誌を買い込んだり、玉木正之プロ野球大事典」を立ち読みしてその面白さにびっくりしたことを覚えている。

 

 

大学~社会人(仙台時代)

大学入学と同時に仙台へ。仙台で通った書店と図書館はこんな感じ。

・八文字屋書店 泉店

 大学と駅を結ぶ中間にあったのでよく立ち寄った。確かオープンしたてで明るくて開放的だった。ワンフロアで広くて見やすかったな。

・八文字屋書店 SELVA店

 ここも便利で良く寄った。「アニマル・ロジック」(だったはず)刊行した当時の山田詠美のサイン会があると知り、当日そーっと言ってみたらものすごい人だかりで諦めたのを覚えている。当時から行列に耐性がなかった。

丸善仙台141店(閉店)

 街中に行った際に重宝していた。こじんまりしていたけど過不足なく好きだったな。141がない仙台なんて・・・

丸善 仙台アエル

 ここは駅前で便利だったので、仙台を離れるまでずーっと愛用していた。品揃えはもちろん文句なしの規模だし、テナントで1階にある書店って珍しいけどとても便利だと思う。昔は同じフロアに「カリス成城」があって、ここの丸善に行くといつも良い香りが漂っていて二重に癒やされた。

ここの書店員の佐藤厚志さんが芥川賞受賞したのもとても嬉しかったなぁ。(大学も一緒だし)

・あゆみBOOKS 仙台店(閉店)

本町の江陽グランドホテル隣にあって便利だった。日当たりがよくておしゃれな書店だった。あのビル、私が小学生の頃からずーっとあるなそういえば。

せんだいメディアテーク

仙台市のランドマーク。日当たりが最高(さっきから日当たりの話ばっかりだな)で開放的な空間で気持ちよく読書できる。週末に自転車でここに通って好きな本をたくさん借りて、帰り道にスーパーに立ち寄ってワインと肴を買い込み、夕方から夜にかけて借りた本を読みながら一杯・・・というのが一人暮らし時代の最高の週末の過ごし方だった。

メディアテークは1Fのミュージアムショップもとても良い!何も買わなくてもついつい立ち寄ってしまう。仙台を離れたいま、旅行の都度ここに立ち寄って、普段は買わ(え)ないちょっと高額なものを購入するのがお決まりコース。(ピアスとかソックスとか)と思ってたらオンラインショップもあるのかー!

kaneirims.theshop.jp

逆に行きたいと思いつつほぼ行けなかったのが宮城県図書館仙台文学館。どちらも素晴らしいと思うんだけど、なにせアクセスが悪すぎる。車がないと無理。

 

現在(東京・埼玉など首都圏)

2010年に仙台から東京へ移住。心底びっくりして「すごいところに来てしまったな・・・」と思ったのがブックファースト 新宿店。正確に言うとコクーンタワーに驚いた。丸善 丸の内本店も圧巻の品揃えなんだけど、エスカレータで上へ上へ行く設計ってあんまり好きじゃないんだよな。紀伊國屋書店大手町店のようにワンフロア型が好み。あとオアゾってなんでくつろぐスペースに「ゲルニカ」掲げてるんだろう。

代官山 蔦屋書店、浦和 蔦屋書店はもちろんおしゃれで楽しいけど、何故か本を買う気があまり起きない。雰囲気にあてられているのだろうか。

あとはどこだっけ。東京は店がありすぎて逆に「ここが行きつけ!」ってなりにくい。思い入れがわかないのは私が都内を歩き回るのがあまり得意ではないせいか。

そもそも何かしらのコンセプトと書店というかけあわせがどうも居心地が良くない。カフェ併設とか。

『本があるから書店』といえばあまりにも乱暴かもしれないけど、この辺が田舎育ちの感覚なのかもしれない。

 

現在は近所の市立図書館に通う日々だが、ここ老朽化がひどくてちょっと萎えるんだよなぁ。改築してくんないかな。

コロナ禍に生まれて初めて「図書館閉館」という事態に遭遇し、どんな状況よりも私はこのできごとが一番非常事態であることを実感した。

閉館期間が明け、児童書コーナーで子どもが熱心に本を読んでいる姿を見かけたときには大げさでなく涙が出そうになった。平和の象徴だと思った。

 

つらつらと本との関わりを辿ってみたが、今年挑戦したいのは読書会への参加。なかなか見つからないんだけど、どうしても達成したい。