パリ・オリンピックを観ていた際、ネイルに凝っていた女性選手がいて夫婦揃って口をついて出たのが「わー、ジョイナーみたい」
いったい今は何年なんだ。ジョイナーってソウル・オリンピック(1988)の金メダリストだろう。
男子の100メートルでカナダの選手が出れば「ベン・ジョンソン元気かなぁ」
時代がどこかで止まっているのである。
どれだけ時代が止まっているか検証すべく、パリ・オリンピック観戦時に我が家で挙がった選手名を一部列挙しておく。(ちなみに夫1978年、私1976年生まれ)
ちなみに冬季オリンピックの話題になれば・・・
・「フィギュアでバックフリップ解禁になるんだってよ」「ボナリー懐かしいなぁ」
開会式だってロンドンのジェームズ・ボンドもスパイス・ガールズもつい最近のような気がするのに、あれももう12年前じゃないか。ロスオリンピックのロケットマンでようやく「懐かしい」って感じなのに。
総括してみると、我が家で強く印象に残っているオリンピックは以下の期間になりそうだ。
なぜかと考えると、学生だったので時間があり、リアルタイムで観戦した機会が多かったこと、現在のようにインターネットで結果だけを見るのではなく、新聞記事やアサヒグラフなどの紙媒体で、写真と記事を何度も読んだことが大きいのかもしれない。
ちなみに走り幅跳びの世界歴代10傑の1位はマイク・パウエル、3位はカール・ルイスだそうだ。1991年の世界陸上東京大会で同日に作られたこの記録はいまだ破られていない。
カール・ルイスはオリンピックの『強いアメリカ』の象徴のような選手で、特に走り幅跳びで空中を駆けるようなフォームは今でも惚れ惚れしてしまう。
小学生の頃の記憶は今でも鮮やかで、私にとっての100メートル走の選手といえばボルトではなく永遠にカール・ルイスなのである。